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劇空艦イチの映画マニア・渡辺のり子が贈る、記憶の隅を掘り起こす映画話。君はこの不思議ワールドについてこられるか?

第2回 「私とジョンとレニーの関係」

 こにゃにゃちわ。今回は意味アリ気なタイトルにしてみました。特に愛はありません。ジョンはジョン・ウー。レニーはレニー・ハーリン。それぞれ、言わずと知れたアクション系映画なら!の監督さんですね。ジョン・ウーとレニー・ハーリン。実は経歴とか詳しく知らんのですが、とにかく語ってしまいましょう。

 私、色んな所で既に言いまくってるんですが、ジョン・ウーの「MI:2」ってそんなに良いっ!? いや、かっこいいのはわかるよ。トム・クルーズかっこよかったよ、うん。でもね、アクション長いやん?私的には前作(デパルマ監督のヤツ)のトム・クルーズの方がスパイっぽくて好きやったのよね。この2の方のトム・クルーズは”いかにも軟派なアメリカ人”って感じせん? 前作のトム・クルーズの使い方とか、映画全編に漂うサスペンスの臭いとか、そんなのがちゃんとあって「スパイ大作戦」が新しくなったって感じで好きだったなぁ。最後の列車シーンあたりで飽きてきたけど……。

 「MI:2」なんかはもうネタになってるけど<いつ鳩が出る!?><いつスローモーションになる!?><いつ黒いコートなびかす!?>っていう具合にある意味わくわくして見ちゃってたしね。とにかくもう、アクションしつこいっす。もう、お腹いっぱいっす。「フェイス/オフ」も「ブロークン・アロー」もそう。もうええって、2丁拳銃っもええって、わかったわかった。……ってなるんですな。早い話がもう演出に飽きちゃったんですね。ジョン・ウーファンの方、すいません。でも、飽きたんですもの。仕方ないじゃない。

 ジョン・ウーという人はたぶんに発想が<子供>なんでしょうね。銃は1つより2つの方が強そう、とかね。<俺の鉄砲、百億兆万連発〜>みたいなもんなんでしょう。これからも、母性愛を持って彼の作品を見守りたいと思います。

 かわってレニー・ハーリン監督です。今夏「ドリヴン」が公開されますね。もうしたのか!?予告でカートの車が大クラッシュしてるシーンを見ました。監督の名前を見て納得……。

 以前「ディープブルー」という作品を見に行きました。知能が発達した巨大鮫が人間を襲う(予告でサミュエル・L・ジャクソンが襲われてたのが印象的!)という映画。見に行った帰りに友人に「ディープ・ブルー見て来てん〜」とちょい自慢気に言ってみたら、「やっぱ最後は鮫を爆破?」と言われました。バ……バレてる!!! そういえば「ロング・キス・グッド・ナイト」も「クリフ・ハンガー」もクライマックスは爆破だった気が……!!!!

 要は両監督とも<パターン>なんですね。アクション系を撮り続ける限り、多分言われ続けるんでしょうね。それを個性と取るのかどうかはあなた次第です。私は2人とも嫌いやないよ(こんなけ書いといて……)。映像には迫力あるし、映画ならではの娯楽っぽさがあるしね。でもね。お腹いっぱい、過食気味なんですの・・・・。

 そう思うと、どんなにパターンでも、作りきっちゃう見せきっちゃうジャッキー・チェンはすごいよなぁ。アジア人にはいないべ、あの歳であの肉体もすごいよなぁ……。

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