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劇空艦イチの映画マニア・渡辺のり子が贈る、記憶の隅を掘り起こす映画話。君はこの不思議ワールドについてこられるか?

第4回「気持ち悪い映画はすごい!」

 文章が長い! と文句を言われた渡辺です。どうもです。今回はちょっとアバウトなお話です。

 視覚的に気持ち悪いでも、精神的に気持ち悪いでも、どっちでもいいんですが。気持ち悪くなるって事は、それだけ自分が刺激を受けてるわけやないですか。個人差があるので何とも言えないとこですが、気持ち悪くなるって、ある意味涙が出るよりも自分はその映画に影響を受けてるってことなんかなぁ〜と。

 そんなわけで「HEART」です。ごめんなさい、スタッフも役者も知りません!確かイギリスの映画だった気がする(お〜……まさしくうろ覚え映画論!)これね、すごく良くできたサスペンスなの! 冒頭からして気持ち悪い! 一人の中年女性がお墓をメスで掘り起こそうとしている所から始まるのね。しかも血まみれで……。ね? なんか気持ち悪いでしょ? それは死んだ息子の心臓を、息子に返そうとしている所なのよね〜。なんで息子が死んだのか、なんで息子の心臓を取り返す事になったのか。なんで昼まっから墓荒らしなんてしてるのか……。連行された彼女のその告白をナレーションにして映画は進んでいきます。 とにかく、すごく危うくて脆い映画だと思う。ラストまで何だか気持ち悪い。終わったら終わったで、気持ち悪さ倍増。唸るくらいによくできた話だ……。サスペンス好きな人なら絶対見て欲しい! 登場人物も少ないし見やすいと思う。「ユージュアル・サスペクツ」も大好きなんやけど、それ以来の衝撃やった! ストーリーがわかった後に見たら、これまた色んな意味に取れてくる。どういう風に見るかはあなた次第ですよ? いつも言うようやけどね……むふ。ちなみに「ワット・ライズ・ビニーズ」なんかよりも、怖くて深くて気持ち悪い映画です。お化けも出ないし、特撮もないし、予算もすくなそ〜な感じなんやけどね。イギリスの何ともいえん広大な景色や、古びたお城みたいな建物ののどかな感じでとってもいいよ。のどかなのに、事件は気持ち悪いのよ……。どう?気持ち悪くなってみたくない?

 !!!……資料発見!1998年の英国映画。チャールズ・マクドガル監督。ビデオ屋さんで探してねっ!あのね……母親が心臓を持ち運ぶのに使ってる紙袋がね、血まみれなんだけど、ちゃぁんと切り口がピンキングハサミでギザギザカットやねん! ……なんか可愛くない?

 これからもこの「気持ち悪い映画」はシリーズ化するかもね!

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