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劇空艦イチの映画マニア・渡辺のり子が贈る、記憶の隅を掘り起こす映画話。君はこの不思議ワールドについてこられるか?

第7回 「意外とおもしろかったブルース・ウィリス」

 渡辺です。ルベウス稽古期間中に見た作品第二段でございます。
 ブルース・ウィリスって、私的にはそんなにチェックしてる俳優さんではないんですね。「12モンキーズ」では、かなり良い感じやったのに、「ジャッカル」ではなんだかただのデブ親父じゃん、って感じやったし……。「ダイ・ハード」シリーズもしっかり見た事なかったし、「シックス・センス」はおもしろかったけど、ブルース・ウィリスである必要は別にないと思うし(映画のコンセプト自体がおもしろいと思うから)……。

 「隣のヒットマン」です。ビデオ屋で見たい映画がほとんどレンタル中で、でも私的にその日は「5本位!」な気分だったので、とりあえず押さえておこう・・・位の勢いでした。いやいや、おもしろいよコレ。

 お話はですね、お隣に引っ越して来たのが仮釈放中の有名な殺し屋。もう、日本では考えられない設定(笑) で、主人公を演じてる人(名前知らない……でも有名なコメディ系の俳優さん)が借金だらけの歯科医役で、彼の奥さんがお隣の殺し屋に夫を殺してくれと要求する。……あぁ、やっぱりとんでもない話し(笑)
 設定だけ聞くと、なんか最近ニュースを騒がせている依頼殺人みたいなのを想像。でもコレは映画なので、テンポ良く快調に進みます。

 もちろん、そのお隣に引っ越して来た殺し屋がブルース・ウィリスの役所。なるほど。やさぐれた豪快さがぴったりだわさ。

 映画自体は多分コメディなんやけれども、演じている人々が決してコメディに演じていないのが笑える! とにかく、主人公歯科医の必死さとかは必見です!
そして、結果的にこの映画はラブコメなんやと思うんですね。いやもうほんと、見てみて下さい。な〜んも考えずに見てみて下さい。必死に生きていれば、いつか良い事起こるかも、なんて☆

 あと、ブルース・ウィリスといえば「フィフス・エレメント」なんですが。これ、映画ファンの間ではけっこう不評なんですよね〜。私は好きなんやけどな、このノリ。いいじゃんテーマがこじつけだってさ。いいじゃんおもしろければ。そんな気分で見てみて欲しい。
 この「フィフス・エレメント」は監督が好きで見に行ったんですが、ゲイリー・オールドマンの悪っぷりが可愛くて仕方ない(笑) ブルース・ウィリスもちょっとだらしない雰囲気がとても好きだ。この映画の雰囲気を盛り上げていると思う。
 「フィフス・エレメント」もな〜んも考えずに見てみて欲しい(笑)

 いやね、両方とも何も考えないで見れるけど、見終わってから考えたらいいと思う、って意味ですよ(笑) 別に考えなくったって映画は楽しめたらそれで良いとも思ってるから、やっぱりなぁ〜んも考えずに見てみて下さい! 渡辺でした!

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